ブログを始めた理由と私にとってのペルソナ
だいぶ申し遅れました。わたし、ブロガーなんです。
ブログぜんぜん更新してませんけど、ブロガーなんです。地域ブロガー。
今日はブログについて、さらっと書きます。
ブログを始めたきっかけ
あれは、、、2010何年だろう?震災の前?あと?忘れたけれど。
当時、お付き合いしていた人の「昔、仕事で大変お世話になった先輩」が亡くなりました。ご病気で。
その数ヶ月前。
お見舞いがてら、彼と2人でアポ無しでご自宅に伺ったら、その方はちょっと怒っていました。そして私のことを心配していました。彼とは不倫関係だったから。
その方が亡くなった次の日。
夢に現れて、私の背中を木製のツボ押しみたいなローラーでゴリゴリ押しながら、こう言いました。
「ここを押すとね、あなたに足りないもの、これからあなたに必要なものがわかるんだよ」
え?なんのこと?
チーン!って大きな音が鳴る、昔ながらの黒いレジから長い長いレシートが伸びてきて、全部出切ったところでその方が切り取り、読み上げてくれました。
「あなたに足りないのは、、、発信力」
なるほど。そうか。
彼に5年越しくらいで
「ブログを書いたほうがいい、あなたの文章を俺だけが読んでいるのはもったいないから」
ずっとそう言われ続けていたのに、ビビって手を出さなかったブログを始める決意をしました。
あの日、ほんの数時間会っただけなのに。
私のことを本気で心配してくれて、彼に対して怒ってくれて、でも別れ際には「あいつと一緒にいてくれてありがとう」と言ってくれて、そして亡くなった次の日に夢に出てきてくれた。
そんな人の言うことを聞かないわけにはいかない。
ブロガー冥利に尽きた日
ブログを始めて1年くらい経った頃。
PV数が7万を超えて、わーい、やったー!と思っていた頃。
ブログのお問い合わせ欄にこんなメッセージが届きました。
「今日、浜見平のコミュニティセンターで声をかけてくださったのは、もしかしてさとちゃんでしょうか?違っていたらすみません。なんとなくそんな気がして・・・」
そう、わたしわたし。
私と同い年くらいの女の人が、コミセンの勉強部屋で、一緒にいるお父様に注意していた。
おそらく認知症と思われるお父様が、少しだけ大きい声を出されたから。
「お父さん、お願い、静かにして」
周囲をものすごーく気にされている様子に、コミセンの主(ヌシ)としては黙っていられなかった。
あのですね、ここは声を出してもOKなんです。
だから注意しなくて大丈夫です。
ほら、あそこにもゲームやってる中学生たちがいるでしょう?
あの子たちもいつも賑やかなんですよ。今日はたまたま静かだけど。
ちなみに◯◯コミセンは私語厳禁です。でもここは大丈夫なんです!
我ながらめっちゃいい人だ。おせっかいババア。
そんないい人を「もしかして、さとちゃんじゃね?」と思ったこの人素敵すぎる。
そうそう、おれおれ。おれだよ。
メッセージの最後にこう書いてあった。
「父の介護に明け暮れる日々ですが、さとちゃんのブログを読んでクスッとなって癒されています」
えええええーーーーーーーー
まじでーーーーーーーーー
こんなに書き手冥利に尽きる感想ってある?ないよ。
いままでたくさん文章を褒めてもらってきたけれど、このメッセージがいちばん響きました。
嬉しくて震えた。
こっから始まるんだ
今週、自分の思考や生活が変わる転換期がやってきた。
不思議なくらい、すべてが数珠つなぎにつながっていて、たぶんここ数日のことをいつかどこかで語るのだろう。忘れないように書き留めておかなくては。
「さとちゃんが、いまこの事業をやっている転換期っていつだったの?」
いつかそう聞かれたときの回答が今週。
ずっと動けないでいたのに、外的要因があると人は動けるものなのね。
ローリン、ローリン、転がっていけー(by SixTONES)
このタイミングで数年前の出来事を思い出したのにも、きっと意味があるのだろう。
自分のサービスを作りたいというのは、ずっと思ってきたのだけれど、ペルソナがはっきりした。あの日、メッセージをくれたあの女の人だ。
だれかの心の拠りどころを作る。彼女の心の拠どころを作る。
計画なんて綿密に立てても無駄だから、導かれるほうへ転がっていこうと思います。
以上、決意のコラムでした。
[この記事を書いた人]さとちゃん(SATO-CHAN)
1973年早生まれ ウェブまわり仕事のフリーランス、ブロガー
オーシャンビューな部屋で猫とふたり暮らし
性格→意地悪
茅ヶ崎カーストについて赤裸々に書きすぎて炎上したブログはこちら
https://ouchigohan.club/chigasaki/3121
◆コラムの感想やコラムニストへのメッセージはウナタレ 「友の会」コラムニストの部屋にて。
わかる、わかる!とコラムを読んで共感したあなた、友の会でお待ちしております。
コラムニストの部屋
https://tomonokai.unatale.com/category/columnist/