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娘の卒業式で受けたカルチャーショック

3月1日、我が家の末娘の高校の卒業式でした。今日は、そこで受けた軽いカルチャーショックの話を。

卒業式の数日前に学校から一斉メールが入り、卒業式当日のタイムスケジュールの案内と、コロナが明けて保護者の人数制限も無くなったことなどのお知らせとともに、「校則に著しく反する服装、髪型の生徒は卒業式に参加出来ない場合があります」の一文が。

まあまあヤンチャな子も多い学校だったので、なんか派手な髪型でくる子とかもいるのかなぁ、なんてその時は思っていました。そして卒業式当日。

入場してくる卒業生の中には、ちょっと髪盛ってるなあと思われる女子がクラスに数名いて、お化粧はほとんどの女子がしているものの、ちょっと化粧がケバいなと思われる子も何人かいるくらい。

みんな黒髪だし、制服もスカートの長短はあるもののいたって普通だし、卒業式に校則違反の子なんて流石にいないじゃんね、と思っていたんです。

卒業式は粛々と執り行われ、生徒たちは一旦ホームルームへ。その間保護者は暖かい図書室で待機して我が子が教室から出てくるのを待っていました。

娘から、「ホームルーム終わったから昇降口集合ねー」とLINEが届き、昇降口に下りて外を見て驚いたんです。

さっきまで普通のただの盛り髪だった女子の頭には、キラキラのティアラやらリボンやら、生花やら造花やらがてんこ盛り。そして色とりどりの風船に飾られた大きな花束を持った女の子達がわさわさと大量発生しているではないですか。

中には金髪やピンクの髪色の子も。え、さっきみんな黒髪だったよね?え、どういうこと?と理解出来ずにいると、娘とその友人いわく、

卒業式はみんな黒髪のウィッグ付けて参加していたんだそうな。式が終わって外に出た途端にウィッグをかなぐり捨てて、盛り髪の子達は更に花やら何やらで頭を盛って友達との最後の記念撮影に臨むとのこと。

そして大きな花束は後輩からだったり、親からだったり、友人同士で事前に準備して交換したりして貰うんだとか。

その様子はまるでディズニーランドのパレードか、キャバ嬢のお誕生日イベントのよう(知らんけど)。どっちにしろ夢と妄想の国。

ここに写真でお見せ出来ないのが残念なくらい、それはそれは艶やかなお嬢さん達がわんさかと。高校の卒業式だよね?先生たちは毎年のこの様子を知っていたから警告を出していたんだね。

そう言えば花束持った保護者が何人かいたけど、あれはてっきり担任の先生とかにお渡しするのかと思っていたら、子どもに頼まれて準備して来ていたものらしい。超びっくり!

今ってこんななの?あまりお利口さんな学校じゃないから?首都圏とは言え田舎の学校だから?軽くカルチャーショックです。

我が家は子どもが4人。末娘は上の3人とは歳が離れているので、高校の卒業式はすぐ上のお兄ちゃんの時から12年ぶり。学力から言うと上の子とあまり変わらない学校のはずだけど、上の3人の時は卒業式にこんな光景は無かったぞ!

友人のお母さんに聞いたら、別の学校を卒業した2つ上のお姉ちゃんの時もこんな感じだったって言ってたから、今の流行りなのか?

髪も盛らず化粧も5分で終わらせて登校して行った娘に、「え、なんかやらなきゃいけなかったの?」と逆に聞いてしまったよ。

娘は、たぶん卒業式がこんな風だとは知らず、まぁ知っていたとしてもマイペースな人だから派手なことはせずなんだろうけど、記念撮影もそこそこに仲の良い同じ属性のお友達とお昼食べに行くって帰って行きました。

娘がこっち側の子で良かった(こっち側ってどっち側だよ)。

さて、そんなお嬢さん達を横目に、私たちもそろそろ帰ろうと正門まで行くと、門の前には愛車で乗り付けた花束持った男の子が数人、卒業式帰りの彼女待ちの様子。

あぁ、これは田舎の高校を卒業した私たちの時代にもあったなぁと。ここは不変なんだなぁと懐かしく思ったり。もっとも私の時代はバリバリのヤンキーがスカート長めのスケバンをさらっていくって感じだったけど。

4人の子育て期間を合わせると30年以上、時代とともにそりゃいろいろ移り変わるよね。おもしろいね。何はともあれ、これで子育てもひと段落です。同じようにホッと一息ついてる世の中のお母さんたちも、たいへんお疲れ様でした。

そして、娘へ・・・卒業おめでとう。


[この記事を書いた人]sachi

片づけアドバイザー 今年還暦を迎えたタイミングで4人目の子育てと母の介護から卒業。 やっと戻ってきた自分の時間に、好きなことやりたいことを模索する日々。 好奇心の赴くままに行動する日常をお届けします。

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