行き当たりばったりで生きてきた
来週、20代女子×ウナタレメンバーの座談会イベントがあるそうな。
参加される20代女子の中に「人生を計画的に進めていきたいのだが、なぜか上手くいかない」とお悩みの方がいらっしゃるらしい。
計画的な人生。うむ。ふむふむ。
さあ、ウナタレ世代の皆さん、一緒に記憶を辿る旅に出よう。
フジロックでオザケン歌って泣いた
何年前だったかな。初フジロックに行きました。目的はオザケン。
我々、第一世代じゃないですか。最近のオザケンファンは第二世代らしいですよ。なんだそれ。
そのフジロックでオザケンが懐かしい曲をたくさんやってくれまして。
なんの曲のときだったかなー?ドアノックだったかなー?
あんなとびきり浮かれたウキウキ軽快ソングなのに、一緒に歌いながら泣いてたよね。
「フツーの女子としてのフツーの人生」を歩む気満々だった20代の自分を思い出して。
あの頃、思い描いていた未来から、ずいぶん遠く離れたところに来てしまったなーと感慨深くて泣いた。自らの意思で来たというか、辿り着いたというか、流れ着いたというか。
悲しくて泣いたわけじゃない。
ずいぶん遠いところに来たなーと感慨深くて泣いたのです。
分岐点はどこだ?
小学生の頃の夢は幼稚園の先生でした。
短大卒業して、幼稚園の先生になって、数年働いて寿退社。
24歳で第一子、27歳で第二子を出産し、2児の母になる計画。
短大卒業後も子どもの頃に描いた青写真に大きな変化はなく。
ただ、自分で短大の授業料を稼がなきゃいけなかったので、水商売含めてバイトしまくってて、もう働くのが嫌になってましてね。
短大時代に、当時、高給取り職業だった製薬会社のMRをしている、7歳上の男と付き合いはじめ、短大卒業後は就職せずにフリーター。専業主婦になるつもりだったので。
ある日、ごくごく当たり前という感じで彼に言ったんですよ。結婚して専業主婦になりたいと。
そうしたら思いがけず断られました。
へ?嘘でしょ?なんで?
「だって、俺のことちゃんと好きじゃないでしょ?カネ目当てでしょ?」
うっそ
バレてたとは。
完璧に演じ切れていると思っていたのに、とんだ大根女優だった。
専業主婦にしてくれない好きでもない男と一緒にいる理由はひとっつもないので、すぐに別の男を作って別れました。
ここが何歳だろ?22歳くらいかな?スピッツのロビンソンとか流行ってた。
だーれもさがーせーないー
ふーたりだけーのーくにー
二度目の分岐点
上で書いた「別の男」と、数年のお付き合いを経て、結婚を前提に同棲開始。
彼の転勤先である仙台に一緒についていくことにしたので、両方の親にちゃんと挨拶もした。
が、同棲期間わずか5ヶ月で終了。あれ?
「私の伴侶はこの人じゃなかった」と気づいたので、すぐに別の男を作って別れました。
ここが何歳だろ?27歳か。
三度目の分岐点
上で書いた「別の男」とそのまま仙台で同棲開始。二度目の同棲は長く続いて6年くらい。
彼が結婚を考え始めた頃、結婚生活を脳内シミュレーション。
あ、向いてないかも、わたし。
家族としての情はあったので、今度は号泣しながら別れを告げる。
ここが何歳?33歳くらいか。
33歳以降は駆け足で行くよ
めんどくさくなってきたので、ざっくり説明すると、このあと好きになった人がゲイで(ゲイだと知っていて好きになったパターン・・・ってどんなパターン?)そのあと35歳くらいから不倫開始。それが42歳くらいまで。
そりゃあ、未婚で子なしの50歳になるはずだわ。納得。だよねだよね。
総括
22歳のとき、野望どおりに専業主婦になれていたとして。
絶対に離婚していたんだろうなー
子どもがいたりしたら、揉めに揉めたんだろうなー
世の中には「恋愛と結婚は別」と考える理性派と「恋愛の延長線上に結婚がある」と考える乙女派の二大派閥がありまして、我は完全に後者なのですが、22歳の頃はまだそのことに気づけていなかったようです。
あと、ぜんぜん安定志向じゃなかった。
子どもの頃は「みんなと同じであること」を何より重視していたのに。
人って変わるんだね。おもしろいね。
日曜日のイベントで20代女子の計画を教えてもらうのが楽しみです。
まずは、二大派閥のどちらに属するのかを聞いてみようと思います。
ではまたー
[この記事を書いた人]さとちゃん(SATO-CHAN)
1973年早生まれ ウェブまわり仕事のフリーランス、ブロガー
オーシャンビューな部屋で猫とふたり暮らし
性格→意地悪
茅ヶ崎カーストについて赤裸々に書きすぎて炎上したブログはこちら
https://ouchigohan.club/chigasaki/3121
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