差し出した手を掴んでほしい人
「さとちゃんっていい人だよね」ってよく言われる。知ってる。
だって子どもの頃からだもん。
私は「私よりいい人」をひとりくらいしか知らない。
そのくらい、世の中みんな自分のことばかりだ。
圧倒的多数のテイカーさんたち。
「さとちゃんにキツイこと言われて傷ついた」という被害者と同じ数だけ、「さとちゃんに手を差し伸べてもらって助かった」という人がいるはず。
最近、ちょっと新しい仕事を始めたら、そこにはなんと、私をはるかに超えるレベルの「いい人たち」がわちゃわちゃいた。
え、なにここ、同じ日本なんだっけ。
お人好しさんたちが、山盛りいるってどういうことなんだ。
人間力が上がると売上も上がるしくみなのか?
それはそれは居心地が良くて、ようやく自分と同じ種族に出会えた気分。
遅くなりましたー
やっと混ざりますー
だって私は間違いなくここの子だ
世の中には「せっかく手を差し伸べたのに、背中を押したのに、あーだこーだ理由をつけて、まったく前に進まない人」というのが存在する。
期待しちゃいけないのか。そうなのか。
でも、私は嫌だ。
私が背中を押したからには、動いてもらわないと。
あまりにつまらなさすぎる。
思えば、いままでずいぶんと、相談に乗っても1ミリも変わらない人たちの話を親身になって聞いて、アドバイスしてきたもんだ。はっきり言う。もう、うんざりだ。
個体差があるのだろう。私がせっかちなのだろう。責めてはいけない。
でも、もういいわ、そういうの。
だってシンプルにつまんないんだもん。
私は、人が良い方向へと変化していくのをウォッチするのが大好きで、そこに自分が関われていたら、これ以上の喜びはないと思っている人種。
他人の変化ウォッチャー。自分のこと以上に喜ぶし泣く。
先日、めちゃくちゃ応援したい同い歳の女性を見つけた。
彼女の普段のちょっと大変めな生活と、先々の心配事と、「いつかオーロラを観に行きたいな〜」という夢とを3つセットで聞いて、泣くのをギリ堪えた。
あぶねー。
泣いたら彼女の苦労に同情しているようで、あまりに失礼だから堪えた。
明日、時間取れるんだけど、打ち合わせしない?って、さっきLINEしたら、ありがとう!ってすぐに返信が来た。さすがだよ。そういうところだよ。
彼女とオーロラ観に行く日が来たら、涙と鼻水が凍りつくんだろうな。
我々もう50代だから、早めに行こう。急いで行こう。
やっとスイスイ気持ちよく泳げる水を見つけた。うれしい。
[この記事を書いた人]さとちゃん(SATO-CHAN)
1973年早生まれ ウェブまわり仕事のフリーランス、ブロガー
オーシャンビューな部屋で猫とふたり暮らし
性格→意地悪
茅ヶ崎カーストについて赤裸々に書きすぎて炎上したブログはこちら
https://ouchigohan.club/chigasaki/3121
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