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拗らせ日本代表の登場です

はじめに

ウナタレ読者の皆様、はじめまして。新入りコラムニストのあまのっちです。

このニックネームで、苗字が『天野』じゃないことは99.9%ないと思うのですが、御多分に洩れず天野です。よろしくお願いします。

1981年生まれ、2023年11月某日で42歳になります。

最近、小学生の頃に親の目を盗んで見ていたドラマ『101回目のプロポーズ』の動画を発見し、独身の私は『夢あるわぁ』と感激。

『こんなおじさんでも人間性があれば、大どんでん返しあるのねぇ』なんて思い、Wikipediaにて登場人物のおっさん、武田鉄矢が演じる星野達郎の年齢を調べて、びっくり。42歳とな。嘘でしょ。私とタメじゃん。すごくがっかり。なぜかって?もっと年上だと思っていたからです。『めちゃくちゃ素晴らしい人間性であれば、50代でもあんなに若くて綺麗なパートナーと結ばれるのね。じゃあ、人としてやべー奴認定されることの多い私はまだ42歳だし、年齢の差分考えてもまだなんとかいけるじゃん』って本気で思い込んでいたのです。

もうこの時点で『限りなくやべー奴。』です。

そんな自分の年齢に若干負い目を感じ始めてきた私が、なんとこのウナタレの中では『まだまだ若いよ!』と言われ、ニヤニヤが止まらず。社会人なりたての頃、『若いね!』って言われていた心象風景を思い出しております。101回目のプロポーズ事件で少し落ち込みましたが、『私まだまだいけんじゃね?』と持ち前の図々しさと勘違い甚だしい状態で、この貴重なコラムニストメンバーにジョインさせていただきました。『まだまだ甘いな・青いな』といったご意見もあるかもしれませんが、長い目で見ていただければ幸いです。

婚姻届も結婚式も未経験

独身です。バツなしです。上記の通り、まだまだ恋愛したいと思っています。ただ2歳の娘がいます。あ、未婚で生みました。かっこよく言うと『選択的シングルマザー』です。

最近増えてきているので、そんなに物珍しくもないかもしれません。ただ私の場合は、海外からの精子バンクを利用して、最初から一人で産むぜ!といった強い希望のもとこの人生の選択をしたのではなく、相手と結婚の合意に至らなかったゆえの今です。ただそれだけなので、同情されることもあったり、最近では親戚の叔母に『あなたが中学生の頃に性教育をしっかりしてあげれば良かった』などと言われたりします。

おいおいこの経緯や私のヤバい人間性も書いていきますが、私のような人間は結婚しなくて正解。もし誤って結婚していたら、即離婚して、精神崩壊して、娘に手を上げていたかもしれません。なので、強がりとかではなく、未婚で子育てできていることが本当に合っていると感じています。もちろん、子育て要員としてパパがいてくれたらと思う時もありますし、そう思う場面は今後さらに増えていくと思いますが、過去と未来は一旦どうでもいいので、今現在はとても幸せです。

でもって、もし10代の頃に叔母から性教育をされていたとしても、同じ選択をしていたと思うので、何を言われてもなんら痛くも痒くもない、そんな感じです。

ただ、一つ残念なのは、披露宴実施率向上に貢献できなかったことです。私は20代から30代で某結婚情報誌(日本人の誰もが知っているあれです)でバリバリ営業をしておりまして、なんなら表彰台常連でなかなか頑張っていたのです。そこで働く全員の目的は『披露宴実施率の向上』でした。コロナ云々関係なく、結婚式の必要性を感じる人が減ってきたり、家同士の繋がり、みたいな考え方も昔と比べて緩くなってきているので、結婚式をやらない選択肢も増えてきていますからね。

いやぁ貢献したかったな、披露宴実施率の向上に。結婚式の必要性は誰よりも語れるのに、そもそもそのスタート地点に立てなかったということは、ちょっと気にしています。なんか口だけの人間な気がしています。やっぱりそれだけ語るなら、自分が体験しないとね!という感じです。とはいえ、まだ、諦めてませんけどね。ウエディングドレス着たいし。

人と違うというのは、おいしいことなのか?

『なんであんたは人と違う茨の道ばかり選ぶの?!』と母親からずっと言われてきた私は、結婚もせずに仕事をバリバリしてきたこと、なんなら未婚で出産したことも『おいしい』って思ってる節があるんですよね。

未婚で産むと決めた時も、紆余曲折ありましたが、頭の片隅に『これ、おいしいかもな。』って思ったんです。生き様が分厚くなるというか、コンテンツが増えるというか、最大の武器になるというか。色々経験しているからこそ見える景色、感じる言葉が積もったときに、自分が体現することって人としての厚みになる気がしたんですよね。今まで以上に肝っ玉姐さんみたいになって、迷える子羊たちを助けられるんじゃないか?みたいな。

それは嘘ではないのだけれど、自分と向き合えば向き合うほど、それって本心なのだろうか?それって私の幸せなのだろうか?と思うようになって。

私には2歳下の妹、5歳下の弟がいて、幼い頃からしっかりしていたようで、幼いのに一人だけ祖父母と夜寝ていたり、自分の感情に蓋をしてきました。9歳で父が亡くなったことで、それがより加速して、『自分がしっかりせねば』と子供らしい感情は捨てて、底なしに明るい自分を装い、強くあろうと生きてきました。それはその時の自分を守る手段だったのだと思います。でも強くあろうとすればするほど、大人たちは『この子は大丈夫』と子供扱いしなくなります。

でも本当は大人たちにもっともっと心配して欲しかったし、見て欲しかったのだと思います。その経験や感情が爆発して、『一般的には普通でないことをする』『一般的に人が選ばないような選択をする』ことを無意識にしてきたのではないか?という自己分析です。

結果として、『おいしくない?これ。』って歪んだ認知をしているんじゃないか?と。

ま、この点に関しては、調査&分析中なので、乞うご期待です。

という拗らせアラフォー日本代表として、101回目のプロポーズの武田鉄矢並みに、尊い人間性になるため(なる必要あるのか?)、自分を見つめ直す日々です。

そんな徒然を綴っていきたいと思いますので、どうかお付き合いくださいませ!


[この記事を書いた人]あまのっち

1981年生まれ。39歳6ヶ月のときに、未婚で娘を出産。以後、地元福島県に戻り、未婚シングルマザーとしてイヤイヤ期の子育て真っ只中。寝食忘れ、営業と人材育成を愛する仕事人間から、人生オールライフで楽しむ史上最高の自分になるため、仕事以外の楽しみを模索中。

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