私がせっせと検診に行く理由
10⽉はピンクリボン月間。
ウナタレ世代にとても身近な乳がんについて毎週1本、コラムを繋げていきたいと思います。
自分や大切な仲間が、これからも自分らしく笑顔で暮らせるように。
2本目のコラムは検診の大切さを、さとちゃんが繋いでくれました。
子宮頸がんで亡くなった40代女性
知り合いが数ヶ月前に子宮頸がんで亡くなった。
まだ40代前半で小学生のママ。
夫婦で整体院を営み、健康に関する知識はだれよりもあったはず。
私もいろいろとアドバイスをもらった。
開業やら転居やら子供の小学校入学やらで、多忙な日々だったという。
健康診断の予約を入れるのも、実際に行くのも困難なほどに。
まったく症状が現れないまま、肌荒れが気になり、友人から「内臓疾患では?」と言われて病院へ。
すでに癌は進行しており、入院先の病院で旅立ってしまった。
めちゃめちゃ暑かった今年の夏に。
夫と整体サロンとまだ幼い娘を残して。
「どんなに忙しくても、健診をあとまわしにしてはいけない」
きっと天国で悔やんでいることだろう。
あれ?このセリフだれかに言われたことあるな。
だれだっけ?
言われたことを守り続けていた
まだ会社勤めをしていた頃だから30代後半の頃。
年上の友人が乳がんになった。片方の乳房切除。
病気の苦労や哀しみは語らず、ただ私と私の友人に「本気のお願い」をしてきた。
「検診に行かなかったことをものすごく後悔している。お願いだから行ってほしい。後回しにせずにちゃんと行ってほしい」
う、うん、わかった!バケラッタ!
後悔している人の言葉ほど、重く深く響くものはない。
本気度が違う。
あのときちょうど、会社を辞めてフリーランスになり、国民健康保険に切り替わったタイミングだったので、市で受けられる健診をすべて受けることにした。
そしてそれはいつしか習慣となり、毎年「めんどくせー」とボヤきながらも、きちんと健診を受けている。もう友人に言われたんだということも、すっかり忘れていた。
彼女の真剣な言葉がけが、しっかり私の習慣となって根付いた。
ありがとうございます。
だれかの言葉がけで習慣にできたらいい
友人のおかげで健診を受けるのが当たり前だと思って過ごしてきたので、子宮頸がんで亡くなった知人が、健康に関する仕事をしているのに、健診を受けていなかったことに驚いた。
という話を何人かにしたら、みんな彼女の気持ちがわかるそうだ。
仕事と子育てとでてんやわんやしていたら、自分の健診はどうしても後回しになってしまうと。
「私も受けたり受けなかったりだなー」
えぇ?みんなそうなの?そんな感じなの?
なんだよー、やたら真面目に受けてたよー
いや、受けた方がいいに決まってる。
今週のウナタレは、ピンクリボン週間にちなんで、乳がんにまつわるエピソードがいくつも上がっているはず。ぜひ読むだけじゃなくて、検診受けなくっちゃ!の影響を受けてください。
[この記事を書いた人]さとちゃん(SATO-CHAN)
1973年早生まれ ウェブまわり仕事のフリーランス、ブロガー
オーシャンビューな部屋で猫とふたり暮らし
性格→意地悪
茅ヶ崎カーストについて赤裸々に書きすぎて炎上したブログはこちら
https://ouchigohan.club/chigasaki/3121
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