死ぬまで続くご縁とは
最近よく考えている。
未来永劫、一緒にいたいと思える仲間について。居場所について。
最期を迎えるとき、そこにいてほしい人はだれ?
お別れを言いに来てほしい人はだれ?
昔からの友人がいない
わたしは特技が「人と縁を切ること」なので、昔からの友人というものがいない。幼馴染もいない。学生時代から付き合いが続いている友人もいない。
この人、あわないなー(あわなくなったなー)と思ったらさっさと離れる。
それが正しいとずっと思っていた。
言っても無駄な人にコスト(時間)をかけたくないから。
エモさに飢えているわたしたち
コムドットという人気YouTuberグループがいる。20代の男子たち。
コンセプトは「地元ノリを全国へ」
「幼馴染のメンバーと放課後の延長線を発信し、若い世代を中心に人気を集めている5人組・・・」←いまググった。
わたしが一緒に仕事をしているこまちゃん。(※面倒なので詳細説明は割愛)
数年前に始めたTikTokがバズって、フォロワーが、、、なんかとにかくすごいいる。
どのくらいの影響度かというと、街で見知らぬ人に声をかけられるレベル。
最初から狙っていたわけではない。
いま思えば、撮影しているのがこまちゃんの幼馴染なので、その「仲良しみ」がウケたのだろう。そういうのは作れないから。嘘でやるといとも簡単に見抜かれる。
そして私が好きなジャニーズのアイドルグループ、SixTONES。
彼らの出会いも(ひとりを除いて)小学生時代。
当然ながらエモいエピソードには事欠かない。いくらでもある。
私が注目するのは、エモいエピソードを山ほど持つ彼らが、大人になり、一緒に仕事をしているという点。
ビジネスになったら、仲良しだけではやっていけない。
衝突と話し合いを繰り返すのだろう。
私にとっては想像でしかない。
そこにチャレンジしたことがないから。
紡いでいく人間関係への憧れ
自分で言うのもなんだけど、あえて堂々と言わせてもらうけれど、わたしは人を寄せるタイプだ。なのでそのぶん、人より多めに面倒も降りかかってくる。
面倒ごとに心底うんざりして、あわないなと思った相手からはさっさと離れるようにしてきた。
サイコパス気質ゆえに、縁を切った相手に対して罪悪感ゼロというのも大きい。
ああ、でもなんか違うのかもしれない。
なにか大きなことを見落としていたかもしれない。
人との関係は、瞬間瞬間で判断するものではなく、もっと時間をかけて紡いでいくものなのかもしれない。人間関係の構築に忍耐力を求められるなんて、そんなのナンセンスだと思っていたのだけれど。
SixTONES初の東京ドームライブにて。
アンコール曲で首をガクッと落とし、涙を堪える自担の姿を見て、そんなことを考えた。
デビューして3年。
デビュー前からいろいろあったけれど。デビュー後もいろいろあったけど。
ようやくここまで辿り着けた。まだ途中経過だけど。
でも、諦めないでよかった。この仲間とやってこれてよかった。
腐ることがあっても諦めず。
仲間を見限ることなく信じてやってきた者だけが、掴み取ることのできるフェーズ。
見られる景色。
与えてもらったご縁の棚卸し
すぐに人との縁を切るくせに、わたしの好きな映画ベスト1は「君に読む物語」
偶然なのか必然なのかわからない。
与えてもらったご縁の中で、「これだ!」と思うご縁があったら、紡ぐことが大事なんだ。
自分にそう言い聞かせている。
だって、わたしもあの景色が見たい。
30代前半の頃。
年上の同期が前の会社のメンバーを引き連れて立ち上げた会社にジョインした。
「会社が大きくなって、自社ビル建ったらおもろいねー!」
同僚たちとそんな話をしていた。人生で一番働いた。無茶な働き方をした。
でもわずか数年で会社は潰れた。
仲間が自殺するという悲しい出来事もあった。
みんなバラバラになった。
あのときの仲間に7月に会う。
未来永劫、続くんじゃないかと夢見ていた仲間。
どんな感情を抱くのだろうか。どんな展開が待ち受けているのだろうか。楽しみ。
[この記事を書いた人]さとちゃん(SATO-CHAN)
1973年早生まれ ウェブまわり仕事のフリーランス、ブロガー
オーシャンビューな部屋で猫とふたり暮らし
性格→意地悪
茅ヶ崎カーストについて赤裸々に書きすぎて炎上したブログはこちら
https://ouchigohan.club/chigasaki/3121
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