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ウナタレ世代の勝負服は「着物」

母や祖母がいつも着物を着ていたので、着物は常に身近にありましたが、自分で着るようになったのは40代後半。

たまたま近くで無料着付け教室があるというので、買ったまま箪笥の肥やしになっている着物を着るために習いに行ったのです。

着付けって自転車と同じで、一度覚えてしまえばそう簡単には忘れない。もちろん習っても全然着なければ忘れてしまうだろうけど、ある程度定期的に袖を通していれば段々自分に合う着方が分かってきて、ささっと着れるようになります。

そりゃ私だって、最初は悪戦苦闘して汗だくになりながら1時間くらいかけて着ていたのだけど、何回かやっているうちに完成度も上がるし、時間も短くなります。今なら15分か20分で着られるかな。

着物は支度が大変そうだと思うかもしれないけど、その程度なら洋服を着るのと大して変わらない感覚で着られるでしょ。

私は凝り性なので、着るとなると徹底的に研究します。当時はヤフオクに新品の良い反物がたくさん出ていて、上代7桁の帯が5万円くらいで買えたり、有名どころの産地の着物が超お得に買えたものだから、ずいぶん色々な着物や帯の勉強をさせてもらいました。

仕立て屋さんも安いところがあって、京都の手縫いの仕立てが袷で2,5000円くらいだったの。なので、地球印の大島も久米島も結城もそんな風にして作りました。

それはそれで破格で手に入れているんだけど、最近では新品ではなく古着でもOKだと思う。

世の中には着られないで処分される着物が山ほどあって、そういうのは古着屋さんで信じられない値段で売っているのよ。この前も鎌倉の古着屋さんで大島紬を買いました。八掛の色がお洒落で気に入ったの。3000円よ、洋服より安い。

その前はやはり鎌倉で戦前のアンティークを見つけました。当時のお嬢さんが着ていたものでしょう。美しい紫色の訪問着で、裾に袘(フキ)といって薄く綿が入っているのです。

胴裏・八掛は紅絹。袖が長いんだけど、モノとしてあまりにも美しかったので買ってしまいました。こちらはちょっとお高くて13000円。いつかパーティーで着よう。

去年あたりから着物大好きという友だちが増えまして、素敵な場所を尋ねたり食事に行ったり美術館に出かけたりと、着物を着る機会が増えました。

着物はたとえ古着屋さんで買った3000円でも絹ですからね。ハイブランドの洋服も叶わない美しさがあります。それに日本人にはやっぱり着物が似合う。

街を歩くと「素敵ですね」なんて声を掛けてもらうこともあります。そんなこと、洋服ではあり得ないでしょ。お仲間と着物談義をするのも、一緒に掘り出し物を見つけに行くのも楽しいし、着物を着るといいことがたくさんあります。

なので、着物を着ましょう。

ウナタレ世代の女たちの勝負服は着物よ。

大袈裟に考えずにファッションの1部として取り入れたらいいと思うのです。YouTube先生もいるし、「4回で覚えられる着付け教室」などもあるので、みんなで着物美人を目指そうではありませんか。

やまざきゆりこ


[この記事を書いた人]やまざき ゆりこ

娘2人がまだ幼い30代前半のときに在宅ワークができるという理由でコピーライターになる。同時期に、伯母の勧めで書と墨絵を始め、以来文章を書くことと絵を描くことがライフワークに。6年前、思いつきで始めた日本画で色の世界にハマり、コロナ禍のおうち時間に身近な動物を描いていたらいつの間にかペットの肖像画家に。57歳で熟年離婚。現在はフリーペーパーのコピーライターをしながら、オーダー絵画の制作に勤しんでいる。着物好き、アート好き、美しいものが好きな1957年生まれ。

墨絵&日本画 梨水
http://risui-sumie.sakura.ne.jp/wp/

◆コラムの感想やコラムニストへのメッセージはウナタレ 「友の会」コラムニストの部屋にて。
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