拝啓、「セルフプレジャー様」
突然ですがウナタレマダムの皆さま、「セルフプレジャー」という言葉は聞いたことはありますか?
ま、簡単に言うと、マスターベーションとかオナニーとか自慰とか言われている行為のこと。最近は「女性の性」も開かれてきたのでもっとポジティブなイメージで、と「セルフプレジャー」と呼ぶようになってきてるようです。
こんにちは!ウナタレ編集部ウナギタレ子です。今週のウナタレコラムは、お待たせしました!(待ってない?)「女性の性」について。
かくいうタレ子の初めてのセルフプレジャー・・・というか、そういうムラムラした気持ちになったのは、忘れもしない小学校高学年の時。
伊丹十三監督の映画『タンポポ 』を観た時にこれまで経験したことのないようなムラムラした気持ちになったのを今でも覚えています。
このやり場のないムラムラをどうしたらいいんじゃーー!?とたどり着いたのが、「おしっこぬるぬる」という謎のネーミングセンスの遊び。何も判らぬピュアな妹に度々、「おしっこぬるぬる」しよう!と嘯き互いのおっぱいを触り合ったのが原体験。(どんなカミングアウトか)
・・・背徳感いっぱいな11歳の冬でございました。
さて、その後、タレ子の性欲事情はどうか?というと・・・それがさっぱり。特に30代〜40代って出産や子育て、そして仕事・・・と常に忙しいし、ホルモンバランスも崩れたこともあって淡白。
一方でセルフプレジャーをすることで、月経痛の改善や更年期以降の女性ホルモンの低下による膣内の乾燥の改善にも良い効果をもたらす、という調査結果もあると聞くとちょっとチャレンジしようかな、と思ったり。
洋服を買うついでに「セルフトイ」を
食欲、睡眠欲、性欲と人間の心身を健全に保つためには必要な欲であることは間違いない訳で。実際、いろいろなアンケート調査を見てみても、9割くらいの方が「セルフプレジャー経験者」その内、6割程度が「週に一回」セルフプレジャーしてるんだとか。
へー、意外に多いのね!とタレ子は思ったけど、どう?
でも、正直言うとセルフプレジャーってやっぱりどこか恥ずかしいし、大体、そういうツールってどこでを買えるの?薬局?近所のイオン?知り合いに会ったらどうする?家に置いといて家族にバレるのも気まずいし・・と密かに悩んでいる方も多いんじゃないかしら。
そんな中、タレ美と一緒にお邪魔したのが、あの大手アパレル会社、アダストリアさん。
え?洋服の?そうです、そうです、そのアダストリアがウエルネスプロダクトを扱う新ブランド「ムードイズミー(MOOD IS ME.)」を去年秋にローンチ。
現時点でブランドオリジナルの商品は製造してなくて、国内外のブランドを自社EC「ドットエスティ(.st)」で販売しています。
発案は「ムードイズミー」を率いる「ウエルネス営業部」部長の渥美昌子さん。
渥美さん曰く、「昔、訪れたロサンゼルスでふらっと立ち寄ったセックストイショップがとてもクリーンでカッコ良かったんです。洋服と一緒にセックストイが買える、そんな気軽さを作れたらいいなと思った」と。
・・・確かに。タレ子自身、そういうお店に足を運んだことはないけれど、男性向けのアダルトグッズ屋さん(ていうのか?)って、黒い暖簾を潜ってエロビデオと並んで売っててどうも淫靡なイメージ。
しかしだ!「ムードイズミー」のサイトを見てもらえば分かるけれど、とにかくお洒落。後ろめたさは一切なし。好きな洋服を選ぶように自然にセクシャルトイをカゴに入れることができちゃうの。
そして、セクシャルトイのデザイン、カラー、パッケージ、全てにおいて可愛い。このまま部屋に剥き出しで置いといても、MOMAかなんかのアート作品に見えてくるからすごい。
昔、友達の結婚式の二次会のビンゴゲームで「大人のおもちゃ」が当たってしまったのだけどパッケージには「現役AV女優も絶賛!」などと書かれ、そのルックスも明らかにそちら系と分かる代物だった。何重にも袋を重ね不燃ごみとして出した記憶があるわ。
「イロハ(IROHA)」や「ウーマナイザー(WOMANIZER)」のようなセクシャルウエルネス商品が占めていて価格は1000円代から数万円代までさまざま。パステルカラーのピンクやグリーンのそのグッズたちを見てると、まさに男性目線じゃない。女性たちの女性たちのための女性たちによって作られたアイテムだっていうことが一目で分かる。
不眠、尿漏れ・・・ウナタレ世代にこそセルフプレジャーを
それでも、いやぁ〜、私はちょっと・・・と躊躇してるとしたら、いや、私はこの話を聞いてちょっと使ってみようかなーと思い始めているんだけど、
「性的快楽を得るため」以外にウナタレ世代にオススメしたい理由、それは、「よく眠れるから」・・・これ、切実よ。夜中に何度も起きちゃうんだから。それがセルフプレジャーでぐっすりだとしたら、ちょっとやってみる価値あるわね。そして、もう一つ。実はオーガズムを得ることによって、尿もれを防ぐ可能性もあるんだそう!!
女性の尿もれの原因として一番多いのが、骨盤底筋の筋力の不足・低下による「腹圧性尿失禁」。この骨盤底筋は、オーガズムによって鍛えることができる可能性があるとの研究結果もあるって聞いたら、もう歯を磨くようにセルフプレジャー!なんじゃないかってさえ思うようになってるわ、私。
アダストリアに伺った帰り際に「これ、どうぞ!」とタレ子とタレ美に手渡してくれた「セルフプレジャースターターキット」残念ながら未だ私は使ってないんだけどちょっと使ってみようかな。
歳だから・・・などということではなく幾つになっても心身ともに元気にいるためにはあらゆる「プレジャー」が大事ってことね。
[この記事を書いた人]ウナギタレ子・タレ美(Taleko/Talemi)
加齢応援マガジンUNATALE編集部
姉のタレ子1972年生まれ、妹タレ美1973年生まれの更年期姉妹。
夜な夜な子供部屋で聴いていた「オールナイトニッポン」が今の姉妹の人格形成に影響を与えている。「A面」よりも「B面」、「ゴールデン番組」よりも「タモリ倶楽部」を愛する、根っからの「裏面好き」。SNSには露呈しないウナタレ世代のリアルな叫びを届けたいと日夜、奔走している。
ポリシーは「Your nudge, no tale」(ウナギノタレ)=「理屈こねてないで動こうぜ」