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AIと代わればいいのにと思う仕事

不機嫌なモンスター

昨日、役所でモンスター市民を見た。
30代前半くらいの男性で、見た目が(ピー*自主規制)
今年話題になったドラマ「ブラッシュアップライフ」に出てきたモンスター市民そのまんま。
うわー、こういう人がきっと(ピーピーピー*自主規制)・・・なんだろうな。
反撃してこない相手をロックオンし、世の中への不満をぶつける民。
まじしんどい。

そんなことを考えてたら、自分の番号が表示されたカウンターをひとつ間違え、モンスター市民が文句垂れてるカウンターにスタスタ向かってしまった。
おい、私の番なんだよ、貧乏くさいクレーマーどけやーーー!
と言わんばかりにグイグイ近寄っていったら、一瞬、身体を引いてビビってた。
眼光鋭くて覇王拳出してきそうな相手には弱い。まじだせえ。
たしかにこのクレーマーと殴り合いしたとしても、負ける気がしない。
覇王拳出すまでもない。

モンスター民に相対する女性職員さんは、ひたすら謝り続けるも、決して相手の顔を見ない。
目線がおかしい。よくそんなにも相手の顔を見ずに謝り続けられるものだ。鍛錬の賜物???

あらゆる格差が広がり、AIに仕事を奪われ、この手のモンスターは増殖するのだろう。

結論
もう役所の職員、全員AIロボットにしようよ。そのほうが平和。
映画「インターステラー」に出てくるTARSみたいな、ギャグ線高くて人情味のあるロボットがいい。あ、あいつ軍事用か。あと大きすぎるか。

コミュニケーションモンスター

いま、おばあちゃんの介護してるんですけどね。
穴のあいたゴムの伸び切ったパジャマを着させられていまして。
母(おばあちゃんの実娘)による陰湿な虐待かと思っていたのですが、そうではなくて、身体の小さいおばあちゃんに合うサイズを探すのが大変。
我が街(実家)には、とってもふくよかさんな主婦しかいないのか???ってくらい、ファッションセンターしまむらのメインサイズは3L。どゆこと?

しまむらを諦めてユニクロへ。
XSのサイズ展開をしている商品もチラホラあるのに、在庫がない。
XSなんてそもそも置く気がなさそう。ここは3Lの街だからね。どゆこと?
もうキッズサイズに手を出すしかない。140か150ならちょうどいいか?
キッズサイズのパンツを広げて呻く。
・・・そうだ、令和っ子は無駄に足が長い。おおう。

母から助言をもらう。
「コマツヤさんがいいよ」

ご近所スーパーの並びにある、だれが買うのかしらここで?と思っていた洋品店へ。
自転車を停めていたら、お店の奥さんらしきおばちゃんが秒で話しかけてくる。

「なんかねー、高校でコロナが流行ってるんですってよー」

え?だれかのお母さんでしたっけ?
私が知ってる同級生かだれかのお母さん?

みたいな距離感。はじめましてなのだが。

ここからお店のおばちゃんVS私によるコミュ力合戦スタート。
負けられない戦い。

わたし「えええー!マスクしてこなかったけど大丈夫かなあ?高校って何校ですか?富士見高校?(地元民アピール)」

「ううん、このへんじゃなくて、川越の高校で流行ってるんですってー文化祭で流行ったらしくてねー(以下略)」

1ラリーで十分。コミュ力が互角であることを確認し合う。
よし、本題だ。

「おばあちゃんが着られる小さいサイズの部屋着とかパジャマとか探してるんです。しまむらとユニクロに行ったんだけど、小さいサイズがなくて途方に暮れてまして」

「はいはい、おばあちゃんねーーー」
「今年はこれが売れてるのよーーー」

オススメの商品をバンバン見繕ってくれる。

わたし「でも、やっぱりちょっと丈が長いかも」

「アイロンで裾上げしたらいいわよーーー(提案)」

その手があったか。
縫うのは面倒だけどアイロンくらいならまあいいか。
裾上げテープも一緒にお買い上げ。

最初の軽いジャブから会計を済ませて店を出るまで、所要時間たったの10分。

おばちゃん最高。コマツヤさん最高。最初からここに来ればよかった。

結論
おばちゃんのコミュ力、提案力は唯一無二。だれにも代われない。AIにも。

あれだけ子供たちに必要だと言われていたプログラミングも。
熟練プログラマーがAIの書く美しいコードに衝撃を受けるような時代になってしまった。

私たちは、どんな能力を保持していたら、AIに取って代わられないのか。
わからないけれど、コミュ力はベースだと思う。基本スキルとして備わってないとまずい。
いま、あちこちのプロジェクトに関わっていて、多くの人と仕事をしていて、ほんとそう思う。

気の利いたことひとつ言えないなら、場の雰囲気を良くできないなら、愚痴ばかりで問題解決に向けた提案ができないなら、問題解決のために他者を動かす技量がないなら。人間じゃなくていいんだ。

一緒にがんばろう、人間。

satochan


[この記事を書いた人]さとちゃん(SATO-CHAN)

1973年早生まれ ウェブまわり仕事のフリーランス、ブロガー
オーシャンビューな部屋で猫とふたり暮らし
性格→意地悪
茅ヶ崎カーストについて赤裸々に書きすぎて炎上したブログはこちら
https://ouchigohan.club/chigasaki/3121

◆コラムの感想やコラムニストへのメッセージはウナタレ 「友の会」コラムニストの部屋にて。
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