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更年期界のジャンヌ・ダルクに出逢ったら人生がもっと面白くなった

「・・・え?この歳でまさか、せ、せ、性病?」

大きな声では言えないが、陰部がモーレツに痒いのだ。痒くて痒くてたまらない。例えば、オンラインミーティングしている時にもその発作はやってくる。

さすがにオバサンだからと言ってデスクの下でアソコをかきむしりながら涼しい顔で喋るほど肝は据わってない。いや、それ絶対、やっちゃダメなやつ。ので、1日に数回、シャワーでアソコをわしゃわしゃ洗いつつ仕事してましたわよ。リモート万歳。

・・・こんなセンセーショナルな洗礼で「更年期」ってやつは私を迎えてくれたのだ。

デリケートゾーンの痒みの原因が「更年期障害」の一種だってことはこの時、初めて知ったわ。コレ、保健体育で教えた方がいいよ。フェミニーナ軟膏塗りまくってたからね。

そこからは、フラッシュカードのごとく、めくるめく「更年期障害」のオンパレード。拷問級の肩こり首こりに加えて、不眠、倦怠感・・・食欲もなくなって来て、このまま私は死ぬのか、と思ったり。

身体が辛いと心も落ち込んでくるもので、このままじゃいかんと、婦人科で診てもらうことに。「今日も寒いですねー」と同じくらいカラッとしたトーンで「閉経ですねー」という女医の一言に予想外に落ち込む、ウナギタレ子、47歳の冬だった。

「更年期」それは、「新しい自分」の始まり

アテント級のナプキンを使っても大量の経血でヒヤヒヤしてたくらいだから、「生理、マジ面倒くさっ!早くなくなって欲しいわー。」ってあんなに願ってたのに。いざ終わるとこんなに虚しいものなのか。

我が子が卒乳した時よりも、離婚した時よりも、予想外にぽっかりと心に穴があいた。そりゃそうだ、一番付き合い長いんだもの。30年以上連れ添ったバディとの突然の別れ。

人生でティースプーン1杯という女性ホルモンは実は、オンナたちに艶やかな肌や髪、柔軟な身体、健やかな心を与えてくれていたことに今更ながら気付く。

「更年期」・・・英語で言うと「THE CHANGE OF LIFE」。女性の人生の大切なターニングポイントなのよ、と女医が私に教えてくれた。

20代は寝る間を惜しんでモーレツに働いてきた。「今日こそジェットストリームが聴こえる前に帰らなきゃ」と言いながら結局、伊武 雅刀機長の声をBGMに午前様。産後1ヶ月で仕事復帰した後も、常に「お前ならできる!立て、立つんだ!」と自分を鼓舞しながら生きてきた。

元来、自分の好きとか大事にしたいなと思うコトや人に対しては、自分の持てる能力やエネルギーを最大限、ぶっ込みながら生きてきたと思うし、そういうことが好きだ。でも、「更年期」はそんな生き方に「待った」をかけてきたのだ。

事実、「更年期障害」を経験して、今までの延長線上では生きられない自分がいた。うん、無理が効かないのだ。

「あんた、それやって本当に幸せなの?」

「それってただの自己満じゃないの?」

「相手のためになってるの?」

「あんたの一番、大事なものって何?」

・・・もうね、脳内でもう1人の自分が毎日のように問いてくる。

最初は、うるせぇな、放っておいてくれ、って厨二病みたいに反発してたけど、実際、やりたい気持ちはあっても身体も気持ちも追いつかない。今、思うと私のような頑固野郎にはこれくらいの荒治療じゃないと変われなかったんだろう。

それから少しずつこれまでの生き方を見直してきた。

この人と一緒にいるのは楽しいし刺激的だけど、自分のエネルギーがもっていかれるからちょっと距離を置こう、とか、困っている人を助けてあげたいけど・・・待って、それって相手の成長を奪うだけの自己満かもよ、という具合に。目下、人生のシナリオをアップデート中だ。

そうすると人生に「余白」が生まれてくるので、自ずと「何がやりたいか?やりたくないか?」がはっきりしてくる。

まさに、「THE CHANGE OF LIFE」。それな!

結婚、出産に続いての人生3度目くらいのターニングポイント。女って一度の人生で何度も生まれ変わるのね。そりゃ、強くなるわー。

“更年期界のジャンヌ・ダルク”との出逢い

そんな「THE CHANGE OF LIFE」を支えてくれたのが、同じく更年期障害と真っ向から向き合っている同胞たちからの情報やら悩みの共有。

プラセンタ注射がいいだの、ホルモン補充したら太っちゃったとか、いやいや、やっぱり、漢方よ、とか、アソコの痒みに利くソープはこれ使えとかなんとか。持つべきものは女同士の互助会だ。

中でも一番、私が助けられたアイテムがSIMPLISSE(シンプリス)の更年期をサポートするサプリメントとドリンクだった。あくまでも私の場合は、だが、あまりに良かったので今まさに更年期障害で辛い!というウナタレ世代の皆さまの選択肢の1つになれば嬉しい。

シンプリス代表の山本未奈子さんはタレ子と同年代。女性誌から飛び出てきたようなそれはもう美しいキラキラ女史なのだが、実はひどい更年期障害で鬱状態になり、仕事も半年間休んでいたとか。

「結果が出ないものは作らない」という力強い言葉は、“更年期界のジャンヌ・ダルク”か?「ウォー!!」とフランス民衆のごとく拳をあげたわ、心の中で。

そんな強いポリシーの元、誕生した「THE BALANCE」というサプリメントは1日、たった2粒で自律神経を整えてくれるというから嬉しい。漢方みたいに1日に何回も飲めないのよ、ウナタレ世代は。忘れちゃうの。それでなくても毎日のようにスマホはどこ?鍵はどこ?私は誰?・・・って無くし物を探す日々なんだから。

そして、もう一つ。同じくシンプリスのメノナイトドリンク。今日はしっかり眠りたい!という時に飲むサプリメント。そう、薬じゃないの。しかも、一口くらいのドリンクなので大量に飲んで夜中にトイレで起きちゃうって心配もなし。

「盛りもせず、下げもしない正直者の情報源」が信条のウナタレだから言うけど、これがね、もう本当にいいのよ。眠りが浅くて、毎日あんなに疲れてたのに、寝れちゃうのよ。しかも、ぐっすり。夢見る暇もなく。寝るってすごいよね、ちゃんと身体と心がリセットできるんだから。

そんなこんなでシンプリスのサプリメントにお世話になってる私は今、結構、ナギの状態、だと思う。

夜はちゃんと眠れるし、五十肩も改善されたし、心は穏やかだし、毎日、ご飯も美味しいし、無理し過ぎてないし。

・・・そうそう、余談だけど、もちろん、アソコの痒みもなくなったわ。聞いてないって?いや、結構、大事な話よ。

「更年期前の人生か、それ以外か。」

って、ローランドだったら言うだろうなってくらい、私の人生は今、結構、変わりつつある。もちろん、オモシロイ方に。

人生の後半戦、さらに自分に正直に軽やかに生きるためのきっかけを「更年期」がくれたとしたら、うん、なかなか悪くないわ。私の「更年期」からの人生の幕開け。

ウナギタレ子タレ美


[この記事を書いた人]ウナギタレ子・タレ美(Taleko/Talemi)

加齢応援マガジンUNATALE編集部 
姉のタレ子1972年生まれ、妹タレ美1973年生まれの更年期姉妹。
夜な夜な子供部屋で聴いていた「オールナイトニッポン」が今の姉妹の人格形成に影響を与えている。「A面」よりも「B面」、「ゴールデン番組」よりも「タモリ倶楽部」を愛する、根っからの「裏面好き」。SNSには露呈しないウナタレ世代のリアルな叫びを届けたいと日夜、奔走している。
ポリシーは「Your nudge, no tale」(ウナギノタレ)=「理屈こねてないで動こうぜ」

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