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介護とリモートワーク

母73歳+祖母99歳が老老2人暮らしをしている実家に戻った。
母ひとりで祖母の介護をするのが心身ともに限界らしく、鬱っぽくなっていたから。

月初に引っ越しを済ませ、実家生活を始めて半月が経過。
思うことをつれづれに書いてみる。

わたしの新しい日常

月水金の週3でデイサービスに通う、要介護度2の祖母。

空きが出れば、母(祖母にとって実の娘)の強い希望により、宿泊のショートステイに入れられる。どうやら祖母は乗り気じゃない模様。性格悪くて外面がいいので、ニコニコ笑顔で渋々行っている。

朝7時に祖母を起こし、トイレに行ってもらい、尿パッドを交換して、お漏らししてたらシーツを洗濯して、着替えを手伝って、デイサービスのお迎えが来る前に朝ごはん食べないとね〜(促すのみ)と声をかけてお迎えを待つ。母に代わって私がやっていること。

所要時間は朝2時間弱。つきっきりなわけじゃない。要所要所でサポートすればいいだけ。

まじで大したことない。こんなのぜんぜん労力ではない。
これを大変だと嘆く母のほうが、心身ともに危険な状態なのだと改めて理解する。

あと、母と違い、私は待つのが苦痛ではない。おばあちゃんのペースに付き合える。
新しいことを取り入れてみようと、アロマオイルで香り付けしたホットタオルを導入してみた。
起こすときに顔にあてて声をかけて、顔を拭いたあと身体も拭いてもらう。
気持ち良いみたいでクライアント様大喜び。
うん、大満足。
なんだこれ、地味に楽しいんだけど。

漏らしてしまうのが、尿なのか大便なのかでも負担が違うのかもしれないなーと想像しつつ、
おばあちゃんを起こすときに、身体のどこを支えていいのかすらわからない、自分の介護スキルの低さに慄くので、介護資格を取りに行こうか検討中。

ギブとか言うやつまじで薄ら寒い

まだらボケ状態のおばあちゃんは、毎日、感謝の言葉を口にする。

「あさちゃん(私)は、ずっと家に居てくれるの?」
→(心の声:少なくともおばあちゃんが生きている限りはね!)

「悪いねえ、ありがとねえ」

自分の日常に「ギブ」が入ってきた途端、「ギブしたいです!」みたいな発言を気色わる、、、と思うようになった。
いや、自分も言ってたんですけどね。気色悪いこと言ってたわー。恥ずかし。

事件は現場で起きている

たまに週末に実家に帰ってきて様子を見るのではなく、思い切って同居してみて良かった。

週末訪問じゃわからなかったと思う。

世の中に出回る「介護の正解」「老後の正解」をそのまんま鵜呑みにして、祖母や母に押し付けるところだった。あぶねーあぶねー。

やったことないけれど、たぶん育児もそうなのだろう。
万人共通の正解などなく、ひとりひとりの性格や状況によって導く方向は異なる。

母に対して、私の考える「理想的な老後」を押し付けるのはやめることにした。
一緒に暮らしてみて、そう思うようになった。
朝早く起きて、家事だの脳トレだのいろいろやってみるものの、7時か8時には「もうやることがない」と嘆いている。暇だからローソン行ってくる!と言って無理に時間を潰したりもしている。

「こう過ごすべき」を押し付けるのは、単なる私のエゴなのか、、、

ということに気づけた。現場に入ってみたからこそわかった。

「めんどくさいことは極力したくない」の沼にはまっている人にとって、新しいことを始めるのがどれだけしんどいか、エネルギーを費やすのか、観察してみてよーくわかった。
よくまあ、私との同居を受け入れたな。相当がんばったんだろうな。
2023年のエネルギーは使い果たしたに違いない。

アル中まっしぐらで結構。朝9時から飲み出してもいい。
アルコール性認知症がひどくなっても構わない。

母の希望。
1)酒をやめるつもりはない
2)認知症の検査も受けたくない
3)子供に介護してほしくない
4)子供に負担をかけたくない

なるほど。筋が通らないことだけはハッキリさせたい。

「1と2の希望を貫いた場合、私たちの負担ゼロはどう考えたってあり得ない。要介護度5のフルマックスで施設に入れればいいけれど、現実問題、そうはならないのはおばあちゃんを見ればわかるはず。
介護の負担or金銭的負担のどちらかは絶対にかかる。介護で面倒を見てもらうより金銭的負担をかけるほうが気が楽と言うならば、金銭的負担をかけること前提で、その覚悟を持って、好きなだけお酒を飲んでください

ということで、自分で自分のことができなくなったら、秒で介護施設にぶち込むつもり。
そのために、私はせっせと稼がなければ。

同居してみてわかった2つのこと

同居によるストレスは、ほぼなかった。案外平気だった。
そして母に対する愛情も、思っていた以上に無かった。
長生きしてほしいとか1ミリも思わない。
葬式のときも泣かないんだろうなー
育ててもらった恩義はあれど、人として興味がないし、話したいことも特にない。
利他精神のカケラもない人なので、尊敬できるところがひとっつもない。こればかりは相性の問題なので仕方ない。
私は血縁よりも、自分の内面から湧き出る愛情を重視するタイプ。

介護と育児とリモートワーク

「やっぱリモートワークは生産性が落ちてダメっすわ」という企業が増えているという。
へええー。
リモートワークによって、育児や介護がしやすくなったという点はどう思っていらっしゃる?
リモートワークでも生産性が上がるよう、企業努力をする気はないのかな?

おめー、ギブとか言ってねーで、自分で育児と介護やってみろよ。まずはそこからなんだわ。

現場からは以上です。

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