行動すれば願いは叶う
先日、「予祝キャンドル」を作るというワークショップに参加しました。参加者は私を含めて7名。全員ウナタレ世代です。なにしろ「予祝キャンドル」なので、はじめに自己紹介がてら自分が実現したい願いを話す機会がありました。その願いというのが千差万別で面白かった。
ある人は「痩せたい」と言い、ある人は「まるっと自己実現したい」と言い、ある人は今まで夫の力だけで生きてきたので自分の力でお金を稼ぎたいと言う。そういう人、３人いたな。ご主人も定年になるとお給料が下がるからね。自分で遊ぶためのお金くらいは自分で稼ぎたいということらしい。
願いというのは裏を返せば「悩み」なんですね。そして、皆さんの悩みって行動を起こせばすぐに解決するものなのになぁって思った。本気で痩せたいなら食べ過ぎないように間食をやめたり身体を動かせばいいだけのこと。彼女はやや太めくらいでしたが、一般的に太ってる人を見ていると「痩せたい」と言いながら太るもの（高カロリーのもの）を食べてるよね。間食も多い。体質もあるから一概には言えないけど、食べるものの内容で改善できると思う。
また、自分でお金を稼ぎたいなら、仕事を見つければいいと思う。ウナタレ世代は誰でも何かしら得意なものとか興味を持って取り組んでいるものがあって、彼女たちにもそれがありました。はじめは自宅で小さく始めて少しずつ大きくすればいい。私も自宅で小ぢんまりと墨絵や書を教えているけど、大きくしようと思ったら会場を借りるなどして場所を移せばいいと思っています。それをしないのは、今はこの規模でちょうどいいと思っているからです。
誰だってはじめから自信なんてないし、だからってじっとしていては何も始まらない。とりあえず始めてみるというのは大事なことなのだと思います。お客さんとか生徒さんって、自然と自分のレベルに合った人が来るものなので、心配することはないのよね。案ずるより産むが易し。そして人の手を借りるというのも大切なことです。友だちなど協力してくれる人に甘えるということ。
因みに私の今の願いは「行列のできるペットの肖像画家になること」一択です。ライターの仕事をしている会社がそろそろ危ないかなぁと思っているので、会社が持ち堪えているうちに画業を整えておきたいのです。好きな絵だけを描いて生きていけたら最高だなぁ。
そうそう、お隣の席の人が「恋人が欲しい」と言ったのを聞いて、その選択をすっかり忘れている自分に驚きました。口では「フランス人の彼氏が欲しい」と言っておきながら、深層心理では求めていないのかもしれない。「フランス人しか愛せない女」をキャッチフレーズにして生きていたいのに、なんか寂しいなぁ。
［この記事を書いた人］やまざき ゆりこ
娘2人がまだ幼い30代前半のときに在宅ワークができるという理由でコピーライターになる。同時期に、伯母の勧めで書と墨絵を始め、以来文章を書くことと絵を描くことがライフワークに。6年前、思いつきで始めた日本画で色の世界にハマり、コロナ禍のおうち時間に身近な動物を描いていたらいつの間にかペットの肖像画家に。57歳で熟年離婚。現在はフリーペーパーのコピーライターをしながら、オーダー絵画の制作に勤しんでいる。着物好き、アート好き、美しいものが好きな1957年生まれ。
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