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キャンプレンタルはあり?なし?50代女が手ぶらでキャンプ&カヌーに挑戦してみた 

*お得情報あり

「今シーズンのカヌーツアー始まりました」

ブッチさんから待望のメッセンジャーが入った。

ブッチさんは群馬県四万湖でカヌーツアーを運営している。冬場はスノーボードのインストラクターをしているためカヌーツアーはクローズ。待ちに待ったシーズンインの知らせだった。

昨年の秋、仕事で群馬に行った時に現地でアテンドしてくれた方が空き時間で四万湖へ連れ出してくれた。そこで人生ではじめてカヌーを体験し、一瞬で恋に落ちた。

カヌーと言っても海だったり川だったり色々あるので、カヌーの魅力、とひとくくりにしてしまうのは無理があるかもしれない。

四万湖のカヌーはただひたすら瞑想的だ。奇跡のバランスから生まれたミントブルーの湖面は、ほとんど流れがなく、鏡のように景色を映し出す。聞こえるのはパドルが水をかく時の水のせせらぎ。ゆったりと一漕ぎ一漕ぎするうちに、自然の中に溶けていく。

この神秘的な体験を大切な誰かにも味わさせたいと思うのは、おばちゃんだからである。

手ぶらキャンプ最強説。運転しなくていいから朝から酒が飲める

おばキャンがキャンパーだと知ったブッチさんから、四万湖に面したキャンプ場から直接カヌーツアーができると教えてもらった。キャンプとカヌーをセットで楽しめるなんて願ったり叶ったりだ。

問題はキャンプ道具をどうするか。カヌーを体験させたい盟友たちの顔を思い浮かべながら、我ながら名案を思いついた。

そうか! キャンプレンタルすればいいのか!

そんなわけで、キャンプレンタルサービスの中で、おばキャンが選んだのはタナベスポーツさん。

業界最安値!などと謳っているので、ダサいやつしかないのでは? と思いきや、ちゃんとコールマンやスノーピークなどの人気ブランドを扱ってた(笑)。

何よりスキー専門店としては59年の歴史ある企業だという信頼感は大きい。 タレントの武井壮さんがブランドアンバサダーになっているんだって。

今回は50代の目の肥えたお嬢様方が相手なので、気合を入れてレンタルテントを物色していると、あるではないか。おしゃれテントの代表格、ノルディスクのアスガルド12.6!

参加メンバー5名。収容人数最大6名の大型テントなので、広さも映え力も申し分なし。しかも、キャンプに必須の全ての装備が付いているお得なセットがあった。

▽セットレンタルはこんな感じ。

・テント

・テーブル

・チェア

・シュラフ(寝袋)

・キャンプマット

・ランタン

・ハンマーなど

これらが揃っていれば、問題なくキャンプできる。調理器具や焚き火台などもオプションで選ぶことが可能だ。

しかも、キャンプ場で受け取り&発送できるから、公共交通機関を使って手ぶらで行ける。 (受け取りや返送はキャンプ場の許可が必要)

かくして、電車に乗るや否や宴会スタート。日頃運転手をすることの多いおばキャンは、道中で酒を飲める幸せをかみしめた。

キャンプレンタルで手ぶらでキャンプ&カヌーのスケジュール

ツアーの空きとメンバーのスケジュールをすり合わせると、新緑の季節を通り越し梅雨に突入してしまった。そして、おばキャンは雨女・・・。が、今回はテントをレンタルするので、たとえ雨だったとしても家に帰ってテントを乾かしたりする手間が省ける。気づけば天気予報をあまり気にしていない自分がいた。予想外のメリット発見。

当日はギリギリまで雨予報だったが、奇跡的に晴れた。「日頃の行いだ」とお互いに称賛し合う、自分中心に世の中が回っているのがおばちゃんという生き物。

▽今回のプランはこんな感じ。ぜひ参考にしてみて。

■金曜日

10:00 特急草津四万号 上野駅出発

11:57 JR中之条着 送迎車でキャンプ場へ

12:20 キャンプ場着 チェックイン&テント設営

15:30 夕方カヌー

17:00 日帰り温泉「清流の湯」へ

19:00 夕食&宴会

■土曜日

6:30  早朝カヌー

8:00  朝食

10:00 チェックアウト 四万温泉街へ送迎

11:00 湯蒸し鰻の名店「くれない」でランチ

12:42 路線バス 四万温泉発

13:22 J R中之条駅着

13:28 特急草津四万号 中之条駅発

15:26 上野駅着

(2023年6月現在)

以下に詳しく紹介していこう。

キャンプレンタルのおばキャン的(辛口?)レビュー

キャンプ場に着くと、タナベスポーツさんから3つの大型バッグが届いていた。

大誤算は湖に面したサイトまで車の乗り入れができないため、急勾配を荷物を持って降りていかなければならなかったこと。(ということは、帰りは登るわけね…💦)。

設営はメンバー全員に事前に設営動画をシェアしておいたため、サクサクとすすむ。

こういう時、女って最強って思う。

PTAでリサイクル回収なんかやる時には、「私、受付やりますね〜」「じゃあ私は利用者を誘導するわね」「確かリサイクル品はこんな感じで仕分けしてたよね〜?私やるね」なんて感じにマニュアルなんかなくても自然に役割分担ができていく。そんな中で、たまたまママの代わりに参加したパパさんが棒立ちになっている様は切ないものだ。

男女脳を研究する黒川伊保子氏によれば、女は察する脳、男は責務を果たす脳なんだそう。簡単に言えば、女性脳は目の前の大切な人たちのためにどうすれば役立つかを先回りすることがデフォルト、男性脳は決まった役割を全うすることに快がある。だから、「パパさん、一緒に受付作業してもらえますか?」と、役割を与えられた途端に、水を得た魚のようにテキパキと動き出す。

「ゴミ収集所に持っていくのがゴミ出しじゃねーんだよ!」と家中のゴミを集めながらお怒りのあなた、「2階の夫婦の寝室から子ども部屋、1階のリビング、洗面所を通り、最後にキッチンのゴミをまとめてお勝手からゴミ出ししてね」と、ゴミ出しのタスクを詳細に明示してみて。きっと責務を全うできるはず。

もちろん、脳の構造的に男性でも女性脳、女性でも男性脳の傾向が強い人はいるので二元論で語れるものではないのだが。

話を戻そう。

実際に憧れのアスガルドを立ててみて、超絶おしゃれなその姿にうっとりしつつも、約20kgという重さと25本のペグを打つ手間を考えると、欲しい! とまではいかなかった。

これは試したからわかったことで、これこそがテントレンタルのメリットなのではないか。

それから、セットのランタンは光量に少し物足りなさがある。今ならゴールゼロなど手のひらサイズでUSBで充電できる明るいLEDランタンがあるので持参するべし。これ、キャンプしない方も防災グッズになるので手に入れて損はないと思うよ。

ついでに、シュラフの下にひくマットは地面が砂利の場合は正直心許ない。キャンプ場の状況をチェックして必要ならインフレーターマットや軽量のコットを持ち込むのも一つだと思う。これも、もし避難所にお世話になるようなことがあれば、QOLが爆上がりする防災グッズだ。

夕方カヌーの後はツアーを組んでくれたブッチさんによるバーベキューで地元の新鮮な食材を堪能。

さらに食いしん坊な我々は、翌日のチェックアウト後に四万温泉街まで送迎してもらい、四万温泉の名物だという湯むしうなぎの名店「くれない」さんへ。

今回、上野発着で30時間の弾丸ツアーだったが、30時間と思えない充実ぶりに百戦錬磨のお嬢様方も大満足だったようだ。大人の遠足、また企画しよう。

キャンプレンタルメリットまとめ

・タナベスポーツなら安い!ソロセットなら1万円〜

・手ぶらでキャンプに行ける!

・車で行く必要がないから道中で酒が飲める!

・雨が降ってもテントを乾かす手間がない!

・キャンプ初心者はレンタルで練習できる!

・気になるテントを試せる! (今後、ガレージブランドのテントなどがラインナップに加わることを期待!)

・レンタルならキャンプ道具の置き場が必要なし!

・タナベスポーツなら補償料&往復送料が無料!(3980円以上)

*この記事内容は2023年6月中旬のものです。レンタル内容は変わることがあるのでご了承ください

SPECIAL THANKS!

今回お世話になったカヌーツアー「Feel good」のブッチさん。カヌーをしながらふとブッチさんを見ると、キラッキラの眼差しで景色を眺めていた。毎日四万湖でカヌーツアーをしているのに毎回はじめてのような感動があるんだって。こういう話が大好物のおばキャンです。

ワガママなBBAたちを心から感動させる四万湖の魔法使い。

早朝ツアー/大人 ¥5,000 子供 ¥4,000

午前ツアー・午後ツアー/大人 ¥6,000 子供 ¥5,000

*土日祝、GW・夏休み期間は¥1,000アップ

プライベートツアー(貸切・1日ツアー等) 1名様¥20,000〜

他にも、今回のような湖畔キャンプ場から直接ツアーできるプラン、手ぶらでキャンプ&カヌーツアーなど希望に合わせてツアーを提案してもらえるので気軽に相談してみてね!

Feel good https://fgcanoe.com/  

ご予約 TEL 070-8590-3896

おばキャン


[この記事を書いた人]おばキャン(Obachan-camp)

毎月1〜2度のソロキャンを楽しむアラフィー。離婚を機に、仕事仲間(女子)と中学生の息子と職住融合生活。起業して19年目。働く女性のハッピーキャリア&ナチュ婚を支援する学校を主宰している。
ソロキャン活動はtwitterで発信中。@obachan_camp

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